大人の絵本感想文「ゆびたこ」を読んで
大人の目線で絵本読書
保育の現場で、読み聞かせを通して絵本に触れてきましたが、子どもたちの純粋な感性からくる反応は、読んでいて楽しいとともに、自分もその感覚を失わないようにしていきたいなと思わせてくれます。
それと同時に、子どもとはまた違った大人ならではの感想も生まれてきます。
このブログでは、絵本を自分のために読んで、子どもだけでなく大人も読んでみたくなるような目線の感想も伝えていけたらと思っています。
絵本 「ゆびたこ」 くせ さなえ 作
今回はこの絵本を読みました。
インパクトのあるイラスト「ゆびたこ」と、指しゃぶりをやめたい女の子のやり取りは、女の子の心の葛藤にも見え、心境の移り変わりと成長を感じます。
大人になっても次なるステップのために、自分に変化を求められる時があります。
慣れ親しんだ大切な物を手放すのは、辛いし難しい。
ずっと当たり前に大切だった物が、ある日要らなく感じて手放すのは、変わった自分への戸惑いもあるけど喜びが訪れたりもする。
そんな風にも思いが巡らされるようなお話でした。