大人の絵本感想文「てぶくろ」と「てぶ〜くろ」
2冊のてぶくろ🧤の絵本を読み比べてみました
本屋さんに並ぶてぶくろの絵本。
どちらも表紙に、てぶくろの絵とその中から覗く目。
同じお話かな?絵を描いている方が違うだけかしら?
ウクライナ民話「てぶくろ」
エウゲーニ・M・ラチョフ:絵 うちだ りさこ:訳
日本でも長く愛されているこの絵本が、ウクライナのお話だと言うことで今、本屋さんでも平積みされています。
おじいさんが落とした手ぶくろ。そこに次々と森の動物たちが住み出します。そんな夢のようなストーリーは、動物たちと読み手だけが知っていて、拾いに来たおじいさんは動物たちに会うことなく現実に戻されます。
伝統的な親子に愛される、ほのぼのする絵本だなぁと思います。
ガタロー⭐︎マンさん作の「てぶ〜くろ」
そして、イラストがインパクト抜群のこちら。
こんな感じで、本屋さんでも大々的に宣伝されていました。
第14回MOE絵本屋さん大賞2021 新人賞第1位受賞作品。
笑本おかしばなし!?
中のテイストはこんな感じ。
先に紹介した「てぶくろ」を元に作られていて、おじいさんが手ぶくろを落とすのは同じ、動物たちも手ぶくろに入っくるのも同じ。
ただこちらは、おじいさんが動物たちのいる手ぶくろの中を覗き込み…
ページをめくるたびに、お笑いで言う〝天丼〟の連続。
来るぞ来るぞと分かれば分かるほど、笑わずにはいられない!
そしてタイトルの「てぶ〜くろ」の真相は…伸ばした理由は読んでからのお楽しみ。
大人目線の感想
子どもが笑わないわけがない「てぶ〜くろ」は、ぜひとも読み聞かせしたい逸品。笑い転げてもらえること間違いなしでしょう。
そして、普段絵本に馴染みのない大人にも、ぜひ読んで日頃のストレスを笑い飛ばしてほしいです。
これは私の勝手な見解ですが、特にドリフ世代の大人にはピッタリなのではないでしょうか⁉️
おすすめの読み方
「てぶくろ」は長年愛されている、正統派な絵本です。ウクライナ民話という事で、今再注目されていますので、ぜひ読んでほっこりして貰いたいですし、絵本を通してウクライナを知るきっかけになるもでしょう。
まずはこのストーリーをしっぽり味わった後で、「てぶ〜くろ」を読むのがベストです。こらこら!(笑)と言うふざけ過ぎた少々の罪悪感と共に、大いに楽しめること間違いなしですよ。